こんにちは、境町在住ライターのみなみです。境町に住んでいると「この町、スポーツ施設だけ妙に本格的だよね」という会話をよくします。高速バスターミナルから歩いて数分のところに、オリンピック仕様のテニスコートがあって、少し行くと日本代表が合宿するホッケー場がある。正直、はじめて知ったときは「なぜここに?」と思いました。
それらの施設は、いまは「SAKAI SPORTS PARK」という名前でまとめて案内されています。この記事では、公式サイトで公表されている料金・営業時間・予約方法を確認日つきで整理しながら、私が「ここ、気軽に使えるのにあまり知られていないな」と思っているポイントを紹介します。
- SAKAI SPORTS PARKにある施設の全体像と、それぞれの場所
- テニスコート・ホッケーフィールド・トレーニングジムの料金と予約方法(2026年7月29日確認)
- 予約なしでも立ち寄れる「S-Depo」の展示と、子どもと行くときの楽しみ方
まず結論:境町のスポーツ施設は「SAKAI SPORTS PARK」としてまとまっています
SAKAI SPORTS PARKは、境町にあるアーバンスポーツパーク、テニスコート、ホッケーフィールド、トレーニングジム、そして総合受付をかねた複合施設「S-Depo」をまとめた呼び名です。運営はABCプランニング株式会社で、公式サイトに施設ごとの料金と利用案内が掲載されています(確認日:2026年7月29日)。
公式サイトでは、これらの施設について「オリンピック基準で作られた」「世界最高レベル」といった表現が使われています。これは施設側の説明にもとづく表現なので、その前提で読んでいただければと思います。とはいえ、東京2020大会の事前キャンプで実際に使われた施設が町の中にそのまま残っている、というのは事実として面白いところです。
個人的にいちばん推したいのは、この規模の施設が「町民でなくても、1時間単位で予約して使える」ところ。合宿や大会のための場所というだけではないんです。
SAKAI SPORTS PARKの施設一覧
公式サイトの記載をもとに整理しました(確認日:2026年7月29日)。金額はすべて税込です。
| 施設名 | できること | 利用のしかた |
|---|---|---|
| S-Depo(境町文化村機能向上施設) | 各施設の総合受付、東京2020大会関連の展示、ショップ、学習スペース、貸切トレーナールーム | 受付・展示は立ち寄り可/トレーナールームは貸切利用 |
| 境町アーバンスポーツパーク 1st / 2nd | BMX、インラインスケート、スケートボード、スクーターなど | 事前予約優先(2ndは人数制限あり) |
| SAKAI Tennis court 2020 | テニス(屋内2面・屋外2面) | 事前予約制。ネット予約は前日まで、当日は電話(最終受付17:00) |
| 境町ホッケーフィールド | ホッケー(JHAグローバル規格公認フィールド) | 事前予約制。時間帯単位の貸切 |
| S-study&heart トレーニングジム | マシン・フリーウエイトでのトレーニング | 月額会員制(無人運営) |
受付や問い合わせの窓口はS-Depoに集約されていて、電話番号は0280-87-5506です。営業時間は平日13:00〜22:00、土日祝9:00〜22:00、定休日は毎週月曜日(月曜が祝日の場合は翌日に振替)。年末年始の休場期間もあります。月曜休みは意外と見落としがちなので、ここは覚えておくと安心です。
S-Depo:予約なしで立ち寄れる、東京2020のレガシー展示
私が「もっと知られていいのに」と思っているのがS-Depoです。正式名称は「境町文化村機能向上施設」。各施設の受付機能に加えて、東京2020オリンピック・パラリンピックの展示コーナー、ショップ、学習スペースが入っています。
公式サイトによると、館内には聖火リレーで使用されたトーチやユニフォーム、組織委員会スタッフ・ボランティアの公式ウエアなどが展示されているとのこと。さらに、館内の床には東京2020大会のトライアスロン会場で使われた人工芝が再利用されているそうです。こういう「実物がそのまま残っている」タイプの展示は、写真で見るより現地で見るほうが圧倒的に面白いと思っています。
展示のもうひとつの柱がアルゼンチンとの交流です。境町は東京2020大会でアルゼンチン共和国のホストタウンを務め、約100名の選手・スタッフを受け入れました。その背景には1853年のペリー来航にさかのぼる長い交流の歴史があり、S-Depoではその歩みも紹介されています。この話は単体で1本書けるくらい濃いので、詳しくは境町とアルゼンチンのつながりガイドにまとめました。
公式サイトでは、「古代から近代のオリンピックの歴史」「オリンピックとパラリンピックの価値」「ダイバーシティ&インクルージョン」などをテーマにした教育展示もあると案内されています。夏休みの自由研究のネタを探している親としては、かなりありがたい存在です。
なお、S-Depo内の貸切トレーナールームは、営利宣伝を目的としない場合で平日1時間4,000円・土日祝1時間6,000円、営利宣伝を目的とする場合は平日1時間8,000円・土日祝1時間12,000円と公表されています(確認日:2026年7月29日)。展示エリアの見学だけの場合の扱いや所要時間は公式サイトに明記がないため、じっくり見たい場合は事前に電話で確認するのが確実です。
S-Depoの屋外には、BMXやインラインスケート、スケートボードが楽しめるアーバンスポーツパークが隣接しています。こちらは料金体系も雰囲気もかなり独特なので、境町アーバンスポーツパーク完全ガイドで別途くわしく紹介しています。
SAKAI Tennis court 2020:屋内2面・屋外2面、雨でもテニスができます
個人的に「境町の施設でいちばん使い勝手がいい」と思っているのがテニスコートです。理由はシンプルで、屋内コートがあるから雨の日でも予定が飛ばないから。
公式サイトによると、設備はインドアコート2面(A・B)とアウトドアコート2面(C・D)。サーフェスはデコターフ、照明はMUSCO社のスポーツライティングが使われていて、東京五輪の事前キャンプにも使用された施設だと説明されています。所在地は茨城県猿島郡境町上小橋560-3、圏央道の境古河ICから車で約5分、境町高速バスターミナルからは徒歩約5分です。
料金は住んでいる地域によって変わります(確認日:2026年7月29日/税込)。
1面あたりの利用料金(境町・五霞町・古河市・坂東市にお住まいの方)
| 利用時間 | 屋内 | 屋外 |
|---|---|---|
| 平日(1時間) | 2,200円 | 1,100円 |
| 土日祝日(1時間) | 4,400円 | 2,200円 |
1面あたりの利用料金(上記以外の地域の方)
| 利用時間 | 屋内 | 屋外 |
|---|---|---|
| 平日(1時間) | 4,400円 | 2,200円 |
| 土日祝日(1時間) | 8,800円 | 4,400円 |
夜間照明は1時間1,100円(税込)が別途かかります。近隣4市町にお住まいの方は平日屋外1時間1,100円から使えるので、この設備でこの金額はかなり良心的だと思います。
予約と当日の流れ
この施設は事前予約した方のみ利用可能です。ネット予約は専用の予約サイト(reserve.tennisbear.net/sakaitennis)から前日までに、当日の予約は電話で、最終受付は17:00までと案内されています。営業時間は平日13:00〜22:00、土日祝9:00〜22:00、定休日は毎週月曜日です。
当日は、クラブハウスの受付でチェックインします。初回利用時は住所が明記された身分証明書の提示と利用者登録が必要なので、免許証や保険証などを忘れずに。2回目以降は利用者カードを提示します。利用時間枠は「00分から始まる1時間単位」で、30分からのスタートはできません。
雨天でも原則利用可能ですが、大雨・積雪・台風などの荒天時は予約サイト等で営業情報が案内されます。更衣室とシャワーブースもあり、ロッカーを使いたい場合は受付に申し出る形です。コート内は水分補給以外の飲食が禁止で、飲み物はこぼれない容器のみ持ち込み可となっています。
公式サイトには無料体験会やテニススクールの案内もあります。詳細と予約は外部サイト(sakai-resta.restatto.com)に案内されているので、はじめての方はそちらから入るのも手だと思います。
境町ホッケーフィールド:日本代表も使う、時間帯貸切のフィールド
境町ホッケーフィールドは、女子ホッケー日本代表「さくらジャパン」の強化合宿・練習会場にも採用されていると公式サイトで紹介されている、JHAグローバル規格公認フィールドです。人工芝はPoligras Tokyo GT(ウォーターベース)、照明はMUSCO社のスポーツライティング。有観客の大会会場としても利用できると案内されています。
ここで大事なのは、個人が1時間だけ気軽に借りる場所ではないという点です。料金は時間帯単位の貸切で設定されています(確認日:2026年7月29日/税込)。
| 利用時間 | 入場料なし | 入場料あり |
|---|---|---|
| 午前|9:00-12:00(3時間) | 39,600円 | 66,000円 |
| 午後|13:00-17:00(4時間) | 52,800円 | 88,000円 |
| 夜間|18:00-21:00(3時間) | 39,600円 | 66,000円 |
| 午前・午後|9:00-17:00(8時間) | 105,600円 | 176,000円 |
| 午後・夜間|13:00-21:00(8時間) | 105,600円 | 176,000円 |
| 全日|9:00-21:00(12時間) | 158,400円 | 264,000円 |
夜間照明は1時間4,400円(税込)が別途。利用料金にはクラブハウスの更衣室利用とスプリンクラー利用が含まれますが、シャワーやアイスバスの利用には別途料金が発生すると案内されています。営業時間は9:00〜21:00で事前予約制、定休日は毎週月曜日です。キャンセル料は予約日の1週間前から発生します。
また、予約済みであっても、災害や異常気象のほか、国内外ナショナルチームの合宿利用や貸切利用の申請があった場合には利用を断られることがある、と公式サイトに明記されています。それだけ本格的に使われているフィールドということでもあります。
公式サイトにはホッケーの無料体験やスクールの案内もあります。「見たことはあるけどやったことはない」競技を、この環境で始められるのは境町ならではだと思います。
ひとつ注意点として、所在地の表記が公式サイト内で2通り(「境町蛇池1210-13」と「境町みらい平二丁目8番地」)確認できました。どちらが最新かは断定できないため、はじめて行く場合は予約時に住所とカーナビの目印を確認することをおすすめします。圏央道の境古河ICから車で約3分、境町高速バスターミナルから徒歩約10分という案内は共通しています。
S-study&heartトレーニングジム:月額3,800円の無人ジム
「境町で日常的に運動したい」という人にとって現実的な選択肢がこちらです。S-study&heartトレーニングジムは、2022年7月1日に無人化ジムとしてリニューアルした月額会員制のジムで、月額会費は3,800円(税込)と公表されています(確認日:2026年7月29日)。
公式サイトに掲載されている設備は次のとおりです。
- 有酸素運動マシン3種類:計11台
- 筋力トレーニングマシン14種類:計14台
- フリーウエイト3種類:計4台(ウエイトプレート135kgセット、ダンベル1〜20kg)
- ストレッチゾーン
- 更衣室(シャワー男女各1基)
- フリーWi-Fi
営業時間は9:00〜22:00、定休日は毎週月曜日(月曜が祝日の場合は翌日に振替)。所在地は茨城県猿島郡境町松岡町2173-8で、テニスコートやS-Depoとは別の場所にあります。入場はジムフロア入口の自動ロックにPINコードを入力する方式で、営業時間中は事務所のスタッフが館内カメラの映像を確認しているとのこと。フロア内にはSOSボタンも設置されています。
会費の支払いは「会費PAY」の専用WEBフォームから口座登録またはクレジットカード決済で行う形。締め日が毎月10日、引き落としが毎月26日と案内されています。1日利用は無人化にともなって廃止され、月額会員制のみになりました。
利用ルールとして、運動に適した服装と館内履きの使用、水分補給以外の飲食禁止、施設内全面禁煙、酒気帯び入館とアルコール類の持ち込み禁止、入れ墨・タトゥーのある方の入館お断り、といった条件が公式サイトに明記されています。入会前に一度目を通しておくとトラブルがありません。
見学や入会手続きの予約は0280-53-9305(公式サイト記載)、問い合わせはS-Depo(0280-87-5506/受付13:00〜19:00)となっています。番号が複数あるので、用件に合わせて使い分けてください。
行く前に知っておきたい5つのこと
- 定休日は毎週月曜日(月曜が祝日の場合は翌日振替)。年末年始の休場期間もあります。
- テニスコートとホッケーフィールドは事前予約制。ふらっと行って使える施設ではありません。
- 平日の午前中は営業していない施設が多い。S-Depoとテニスコートは平日13:00から、土日祝は9:00からです。
- 初回利用時は身分証明書が必要(テニスコート)。住所が明記されたものを持参してください。
- 施設ごとに場所が離れています。テニスコートとS-Depoは上小橋、ホッケーフィールドは別エリア、ジムは松岡町です。
アクセスは、車なら圏央道の境古河ICから5分前後。公共交通機関の場合は東京駅八重洲口からの高速バスが便利で、境町高速バスターミナルからテニスコートまで徒歩約3〜5分と案内されています。高速バスの乗り方は境町の高速バスの使い方にまとめました。BMXなどを持ち込む場合は、バス会社側のルールも事前確認が必要です。
よくある質問
見学だけでもできますか?
S-Depoは各施設の総合受付をかねた複合施設で、東京2020大会関連の展示やショップがあります。ただし展示エリアの見学条件(料金の有無・所要時間など)は公式サイトに明記がないため、確実に見たい場合は事前に0280-87-5506へ確認してください。ジムの施設見学は「入会手続き時に問い合わせ」と案内されています。
子どもと一緒に楽しめますか?
アーバンスポーツパークには高校生以下の料金設定があり、テニスやホッケーにも無料体験会・スクールの案内があります。S-Depoの教育展示は、夏休みの自由研究や調べ学習にも使いやすい内容だと思います。屋外でめいっぱい遊ばせたい日は、境町の公園まとめやさかいリバーサイドパークと組み合わせるのもおすすめです。
雨の日でも使えますか?
テニスコートには屋内2面があり、原則として雨天でも利用可能と案内されています(荒天時を除く)。雨の日の過ごし方は境町で雨の日に子どもと過ごす方法もあわせてどうぞ。
運動したあとに寄れる場所はありますか?
私がよくやるのは、身体を動かしたあとに御老公の湯 境店でお風呂に入って、道の駅さかいで買い物をして帰るコースです。1日の組み立て方は東京から境町へ日帰り旅行モデルコースも参考になると思います。
まとめ
SAKAI SPORTS PARKは、「見に行く施設」ではなく「使える施設」だと思っています。テニスなら近隣4市町の方は平日屋外1時間1,100円から、ジムなら月額3,800円から。そのうえで、東京2020大会のレガシー展示があるS-Depoのように、スポーツをしない人でも楽しめる場所も用意されています。
ここ、ほんとうに恵まれた環境だと思うんです。境町に来る予定があるなら、ラケットやシューズを一緒に積んでくると、旅の選択肢がひとつ増えます。
料金・営業時間・予約方法は変更される可能性があります。この記事の情報は2026年7月29日時点でSAKAI SPORTS PARK公式サイトで確認したものです。お出かけ前には必ず公式サイトまたは電話(0280-87-5506)で最新情報をご確認ください。
境町の建築やまちづくりの背景に興味が出てきた方は、境町の隈研吾建築めぐりや境町の自動運転バスの乗り方ガイドもあわせてどうぞ。
参考にした情報源
- SAKAI SPORTS PARK公式サイト|アクセス・利用料金(確認日:2026年7月29日)
- SAKAI SPORTS PARK公式サイト|S-Depo(確認日:2026年7月29日)
- SAKAI SPORTS PARK公式サイト|SAKAI Tennis court 2020(確認日:2026年7月29日)
- SAKAI SPORTS PARK公式サイト|境町ホッケーフィールド(確認日:2026年7月29日)
- SAKAI SPORTS PARK公式サイト|S-study&heartトレーニングジム(確認日:2026年7月29日)

